健康予防管理専門士コラム　「旬を食す」

自粛生活で行楽から足が遠のいている方も多いのではないでしょうか。
そんな中で意識して取り入れたいのが、旬の食材を食べ、食卓で四季を感じること。
最近は季節に関わらずスーパーでさまざまな野菜が手に入りますが
旬の野菜は、栄養価が高く、味が濃く、風味もよく、なにより安い（笑）。
生育条件がそろった環境で育ち、熟れたところで収穫。おいしいはずです。
その時期の体に合った作用を得られるのも魅力的です。
春野菜には冬に溜まった老廃物の排出を促して代謝を促進する働きがあります。
夏野菜には水分が多く含まれ水分補給や体を冷やす効果が、反対に冬の根菜類は
体を温める効果があり、体調を整えてくれるのです。
そしてもう１つ、季節を目で見て感じ、舌で味わうことができる。それって最高です！
食することは、摂取するに留まらず、生活が豊かに感じられる要素の１つなのだと思います。
「健康とは、完全な肉体的、精神的および社会的福祉の状態であり、単に疾患または
病弱の存在しないことではない」（WHOが定める健康の定義）
つまり体の健康に加え心も健全であることが健康。旬の物を食すことによって
折々の四季と豊かな自然を感じ、心も体も健やかでありたいですね。

山田　幸　（たんぽぽ薬局　健康予防管理専門士）