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地域糖尿病療養指導士のコラム             「予防が大事だ! 糖・尿・病!」

地域糖尿病療養指導士のコラム             「予防が大事だ! 糖・尿・病!」

今回のテーマは、「予防が大事だ!糖・尿・病!」です。
皆さんご存じの“糖尿病”ですが、今その「予防」が注目されています。
新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、糖尿病が重症化のリスク因子として挙げられたことから、皆さんの予防に対する意識が強くなっています。
そこで今回は『糖尿病と食事』というテーマでお送りします。
まず意識していただきたいこと、それは・・・白いものには注意!です。
お米、パン、麺類、イモ類など白いものには糖質がたくさん入っています。もちろんその他の重要な栄養素も入っていますが、糖質は確実に血糖値を上げてしまうので摂取量には注意が必要です。
糖尿病をご専門とされている先生方からよくお聞ききするのは、「主食の量を減らして副菜をたくさんとるように」。
これは摂取する糖質量を減らしながらも栄養素をきちんと摂ることができますのでお勧めです。
ただし、たんぱく質の過剰摂取や脂質の過剰摂取に注意が必要なこと、あまり味が強いものですと塩分の取り過ぎになるので注意しましょう。
(ちなみに塩分摂取量の目安、皆さんご存じですか?正解は最後に。※)

ここでは、すぐに実践できる手軽な節制方法をご紹介します。
1. 茶碗を今より一回り小さなものにする。
  (ごはん茶碗半分減らすことが出来れば1食あたり80kcalの節制ができる。)
2. 人工甘味料をうまく活用しながら糖質の摂取量を調整する。
3. 大皿での盛り付けを避けて、小皿にわけるorプレート食とする。
  (自分がどれだけ食べたのかを把握できる。)
4. 清涼飲料水の常飲は甘味に対する味覚を下げてしまうのでなるべく避ける。
5. 低GIの食品を間食に上手く活用する。
  (GIとは、食品に含まれる糖質の吸収度合いを示す数値です。高GIの食品は血糖値を急   
   上昇させてしまいます。)

体重を1kg減らすには、月に約7,200kcalの節制が必要です。1か月間、毎食80kcalずつ節制して、
やっと1kg減量できる計算です。継続が大切ですね。

緒方孝行 (たんぽぽ薬局 地域糖尿病療養指導士)

※1日あたりの塩分摂取量の目安
男性:7.5g 女性:6.5g 高血圧の方:6.0g

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