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“オンライン服薬指導”の現在と未来 -Part.3-

こんにちは。たんぽぽ薬局 人事部採用担当です。

今回は、たんぽぽ薬局でも業界をリードして推進している「オンライン服薬指導」について、たんぽぽ薬局の薬局長や薬剤師など5名のメンバーのオンライン座談会をお届けします!

-Part.1-の記事については、【“オンライン服薬指導”の現在と未来 -Part.1-】をご覧ください。

-Part.2-の記事については、【“オンライン服薬指導”の現在と未来 -Part.2-】をご覧ください。

これからオンライン服薬指導を経験される薬剤師・薬学生のみなさんへ

長瀬
最後に、これからオンライン服薬指導を経験する方々にメッセージをお願いします。

服部
やはり未経験の壁というか、やったことのないことに抵抗があるというのは僕も含めて誰もが持ちうることだと思います。
ですので、最初は不安こそあっても深く考え過ぎずに一歩踏み出して「やってみよう!」という気持ちで取り組むと良いと思います。
みなさん、外来の投薬で服薬指導されていると思うので、ベースは変わらないですし、それぞれのやり方があると思うので、それをして頂いたら良いと思います。

大坪
最初は不安だと思いますが、制度ができた今のうちから始めておいた方がよいと思いますし、制度が積極的に進んでいくと良いと思うので、みんなで一歩踏み出せるとよいですね。
私は採用活動のリクルーター活動にもよく参加させてもらっていますが、薬局と病院で迷っている学生さんは「病院のほうが業務がいろいろあって充実してそう」と言うのですけど、薬局の取り組んでいることとして、対面の外来や回診同行だけでなく、オンライン服薬指導もやっているってことを伝えていきたいですね。

佐藤
オンライン服薬指導は2年前にスタートし、その後、withコロナになったことで、急速に広がりつつあります。
今後、afterコロナの時代になっても、利便性ゆえに、そのまま広がっていくと思います。
この時代の急速な流れというのは、たぶん、もう止めることはできないと思いますし、ずっとやっていくことになると思います。
新しいことに取り組む時は、尻込みする気持ちはわかりますが、どこかで切り替えていかなければならないでしょう。
ただ、やることはみんなと一緒で、画面上でいつもの服薬指導をやっていただくだけです。そこにちょっとした技術として、目線をカメラに合わせる、確認を丁寧にする、指示語はあまり使わないようにする、そういったところをプラスする、ただそれだけなので、やってみようという気持ちになって始めて頂ければ、あとは患者さんを思う気持ちだけですんなり行くと思います。
学生さんは、私たちより吸収が早いと思います。ですので、より良い医療、薬剤師業務という意味では、これからの医療を担う学生さんの時代の方が環境は良くなっていくと思っています。我々も先人として頑張りますので、ぜひオンライン服薬指導に関しても注目し、アンテナを張って見ていて頂きたいなと思います。

後藤
佐藤薬局長がオンライン服薬指導を開始された頃の名言が思い出されますね。
オンラインの進捗はコロナの影響で確実に加速しましたが、そのずっと先まで見据え、本質を考えるみなさんの志が伝わりました。
素敵です。ありがとうございました。

~最後に~

長瀬
忙しい日常業務の中、また前例が少なく手探りの状態の中で、新しい取り組みに挑まれた参加者の皆さんの勇気に尊敬の念を抱きます。
オンライン服薬指導は言えば画面を通してお話しするだけのことですので、それ自体は難しいことではないと思います。
ただ、オンライン服薬指導を経験した薬剤師と経験していない薬剤師の差は、将来への展望や視野の広さ、これからの仕事の考え方や姿勢において大きな差になって現れるであろうと考えます。
みなさんがインフルエンサーとなって周囲を巻き込み、大きな渦を創っていくことを期待しています。

本日は誠にありがとうございました。