COVID-19を経験した私たちは、好む好まざるに関わらず、ICT、医療DXといったアルファベット、カタカナの嵐に巻き込まれました。
オンライン診療、オンライン服薬指導 、電子処方せん、リフィル処方せん、電子お薬手帳、LINEミニアプリ、調剤済医薬品の宅配など、ある意味COVID-19の副産物として、旧態依然の薬局は、急速な変化を強いられたと言えるかもしれません。
チェーン調剤薬局の一角を占める弊社は、チェーン大手であるがゆえの強みとして、設備に投資することができ、次世代の薬局をめざす大きなチャンスと捉えることができました。
究極の調剤薬局は、患者様が店舗へ足を運ぶ必要のない未来が待っているかもしれません。
ところで、そのような世界になっても不変な価値があるとすれば、それは何でしょう?
「対物から対人業務へ」と言われてどれだけ経ちましたか?
それは機械化、ICT化が進んでも「薬にもできない仕事」、「AIにもできない仕事」、「人間にしかできない仕事」があるからです。
弊社スタッフには、その専門性、スキルを求められる以前に、人間性、ホスピタリティ、なにより人に対して優しいことを求めています。皆さんにもそれを求めます。
共に学び、共に成長し、共に喜びを分かち合える方とお会いできたなら、この上なく幸せな出会いと思います。その日を楽しみにしております。

新井徹