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たんぽぽ薬局の「おもい」を届けるメディアです。

調剤薬局におけるコロナ対応について

金山店 薬局長
井上 友理子

店舗のコロナ状況を教えてください。

門前医療機関が積極的に発熱患者の診療を行っており、陽性者のみならず濃厚接触者もたくさんいらっしゃるため、応需数は非常に多く、感染対策にも気が抜けない状態です。
最近は、第七波により陽性患者が特に急増しています。
※2022年7月時点の情報です。

コロナ患者へどのような対応を行っていますか。

コロナの疑いがある方や、検査を実施された方は、結果が陽性であれ陰性であれ、店舗への入店はお断りしており、店舗外での服薬指導やお車での服薬指導を行っております。
陽性者への対応として、感染予防の為、防護服・フェイスシールド・手袋を着用して服薬指導を行っております。
コロナの疑いがある方や検査結果が陰性の方は、念のためフェイスシールドと手袋を着用して対応しております。

コロナ患者対応で難しいと感じることはありますか。

外での服薬指導では、投薬台もなく不安定な状態での対応となり難しく感じます。
新患の方も多いので問診票や保険証の確認もしなくてはなりません。
暗い夜間や悪天候の中での服薬指導も神経を使います。
また、感染を避けるために患者さまの触れた処方箋や保険証、問診票やボールペンなどの消毒を徹底しているため、どうしても対応に時間がかかってしまうところが難しいですが、私たちを介して患者さまへウイルスを広げないよう、常に気を付けることが必要です。

コロナ患者対応で心がけていること、工夫していることを教えてください。

コロナに感染した方の中には、感染の不安や苛立ちを私たち薬剤師に話される方もいらっしゃいますので、不安を少しでも取り除けるように、常に穏やかに優しく接して寄り添うことも必要だと思います。
少しでも気持ちが落ち着くように声をかけたり、数日後に電話でフォローすると「不安に思っていたのでうれしい」「ありがとう」「安心した」と喜ばれることも多いです。
あとは、とにかく私たちが感染しないように気を付けることです。普段の生活はもちろん、業務中もこまめに手洗いやうがい、消毒を行い、部屋の換気をするなどの基本的な感染対策が大切だと思います。

今後のコロナ対応について

まずは、自分自身が徹底した感染対策を行い、安心感を得ることです。
私たち薬剤師自身、コロナ禍で不安や心身の疲弊を感じることもあるかもしれませんが、徹底した感染対策は安心感を生んで、心の余裕にもつながります。
余裕をもって負担になりすぎないようコロナ対応にあたっていきたいと思います。