Popomediaぽぽメディア

「ひと」や「しごと」を紹介。
たんぽぽ薬局の「おもい」を届けるメディアです。

地域のみなさまが安心して在宅医療を受けられるためにできること

鈴木 寛康
中川東店
2019年入社 日本薬科大学卒業

たんぽぽ薬局では9割以上の店舗で在宅医療を実施しています。
総合病院門前で培った知識やスキルを活かして、他職種と連携しながら、ただ薬を届けるだけではない、一歩踏み込んだ在宅医療を実現しています。

在宅に興味をもったきっかけは

超高齢社会となる日本の現状とこれからを考えると、在宅医療の需要はますます高まると予測されます。薬剤師業務もそれに合わせてシフトしていかなければいけないと学生時代に漠然と考えていました。就職後に配属された店舗で個人在宅を担当した際、身寄りがなく自力で病院や薬局へ行けない患者さまと出会ったことで、在宅医療の重要性を認識して興味をもちました。

今までの在宅業務の関わり

最初に配属された店舗では1年目の夏ごろから個人在宅を担当しました。また、店舗では施設在宅を2施設応需していました。2年目に異動した店舗では個人在宅だけでなく、新規の施設応需に携わったり回診同行を任されるなど、本格的に在宅に関わりました。現在も今までの経験を活かして、回診同行時に処方提案などを実施して他職種連携に積極的に参加しています。

在宅と外来での患者さまとの関わり方や心構えの違い

外来ではお薬をお渡ししても飲み方まで介入や管理をすることは難しいと感じています。しかし、在宅は服用しやすいように薬を一週間毎にセットするなど、患者さまの服用管理に深く介入できる業務だと感じます。また、在宅業務では患者さまだけではなく医師や施設の看護師とのコミュニケーションもとれるので、他職種連携を通して患者さまの処方決定に関わることができる点も大きな魅力です。

他職種との連携エピソード

施設配薬時に施設職員から簡易懸濁法で飲ませる薬がなかなか溶けなくて困っているという相談を受けたので、回診同行時に往診医に状況をお伝えして、粉砕可能な薬剤への変更を提案し粉砕指示をいただきました。施設職員からは「薬を飲ませやすくなって助かりました」と感謝の言葉をいただきました。

在宅でやりがいに感じること

ご高齢の患者さま宅へラコールやエンシュアなどの重たいものを運んだ際や体調の急変により臨時処方された薬をなるべく早くお届けした際、また処方提案により患者さまの困っていることを解消できた際などに感謝の言葉をいただくと在宅ならではのやりがいを感じます。

今後どのように活躍していきたいか

現在、高齢化が進みポリファーマシーが問題となっています。ポリファーマシーを解消することで医療費削減や副作用発生のリスクを減らすことができるため、今後は減薬提案が薬剤師の重要な業務になっていくと考えています。今後は施設職員や往診医と連携をとり、積極的に減薬提案ができるような薬剤師になりたいです。

たんぽぽ薬局の地域に貢献する在宅業務

このようにたんぽぽ薬局では1年目から少しずつ在宅業務に携わりステップアップができる環境です。
たんぽぽ薬局の在宅業務は薬剤師としての専門性を発揮しながら、回診同行や処方提案などの他職種連携を通して、一人ひとりの患者さまの治療に深く関わることができる、医療人としてとてもやりがいのある業務です。