ぽぽログ

  1. HOME
  2. ぽぽログ
  3. 管理栄養士コラム「夏の食材~にんにく~」
管理栄養士コラム「夏の食材~にんにく~」

管理栄養士コラム「夏の食材~にんにく~」

今回は「にんにく」を取り上げます。
にんにくは青森県で日本一生産されており、6月中旬の梅雨の前から収穫が始まって乾燥された後、市場に出回わります。
にんにくは香りづけとして昔から使用されている食材であり、ガーリックとも呼ばれ、食卓に馴染み深い食材です。

★栄養素について
にんにくには小さい中にもたくさんの栄養素が含まれています。
中でも、匂いの元となるアリシンという成分は、ビタミンB1の吸収を高める作用があると言われており、疲労回復に良いとされています。また、血流を良くする作用や、強い殺菌作用があると言われており、免疫力アップに役立つとされています。
また、ビタミンB6も多く含まれて入り、エネルギー代謝において、たんぱく質の分解を助ける為、筋肉トレーニングの補助として良いとされています。
他にもカロテン、リン、葉酸など、多くの栄養素が含まれています。

★選び方と保存
全体の形がふっくらと丸みがあり、ずっしりと重いものが水分を多く含み、新鮮なものとされています。
保存方法としては、風通しの良い場所で乾燥させながら保存します。
にんにくの薄皮を剥き、冷蔵庫で保管することで、長持ちさせることができます。

★調理方法
様々な作用があるとされているアリシンは、刻む・すりおろす・つぶすなどし、生のにんにくの細胞を壊すことによって発生します。にんにくを刻み、ビタミンB1の多い豚肉と共に調理することで、ビタミンB1の吸収を高めることができ、ビタミンB1不足によって引き起こされる夏バテの予防におすすめです。また、アリシンの香りは油の中に閉じこまれるため、油を使用する加熱調理にすることで、香りづけでき、食欲増進に繋がります。


(RDチーム委員会 繁原里奈)

© Tanpopo Pharmacy composition.All Rights Reserved