知って考える、「糖尿病」
11月14日は「世界糖尿病デー」ってご存知でしたか。世界各地で糖尿病の予防・治療に関する啓発活動として、様々なイベントが開催されています。この機会に、ご家族や大切な人とともに、糖尿病について考え、予防にむけた一歩を踏み出してみませんか?
【糖尿病ってどんな病気?】
膵臓で分泌される「インスリン」というホルモンの量が、不足したり、効きにくくなったりして、血液中のブドウ糖が増えすぎた状態(高血糖状態)が長く続く病気です。そんな糖尿病ですが、「Ⅰ型糖尿病」と「Ⅱ型糖尿病」に分かれていて、日本人の糖尿病患者の約95%がⅡ型糖尿病と言われています。
血液検査の値で特に注意しなければならないのが、「血糖値」と「HbA1c(ヘモグロビンエイワンシー)」です。
健康な方でも、食後の血糖値は上昇しますが、糖尿病や予備群の方は、インスリンによる血糖値を下げる働きが十分でないため、食後2時間たっても血糖値は低下せず、高血糖の状態が続いてしまいます。この食後における高血糖は、動脈硬化を促進し、様々な病気を引き起こしたり、進行させる可能性が高いため、空腹時の血糖値だけで判定しないようにしましょう。
これらの数値を上回っていたら、糖尿病が疑われますので、速やかにかかりつけ医に相談してください。
【血糖値を上げにくくするには?】
食品の中には、同じカロリー・糖質量であっても、食後血糖値の上昇スピードが低い食品があり、その食品を「低GI食品」といいます。フルーツ=ビタミンたっぷりで体にいいと言うイメージがありますが、お菓子の代わりにフルーツを沢山摂ってしまうとHbA1cが上昇してしまいますので注意しましょう。糖尿病は風邪などと違いすぐに治せる病気ではありません。今までの生活習慣が原因のため、全てを制限するのではなく少しずつ食生活を変えていくことからがスタートです。間食がやめれずどうしても食べたいという方は、ドクターズチョコレートなどの低GI食品はいかがでしょうか。
たんぽぽ薬局では多くの商品を取り扱っていますので、まずは店頭にてお気軽に相談ください。