管理栄養士コラム「夏の食材~アジ~」
今回は「アジ」を取り上げます。
アジという名前の由来は、「味がいい」ということから名付けられたといわれています。
旬の時期は春から夏といわれており、旬の時期に漁獲されるアジは、小型~中型くらいの大きさで脂ノリがよく、うまみがつまっているのが特徴です。
一般的にアジと呼ばれるのはマアジという種類で、クセがないため食べやすく、様々な調理方法に適するため人気の魚です。
★栄養素について
アジは、不飽和脂肪酸であるEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)を多く含みます。EPAは、血流をよくする働きがあるため、血圧の低下や血液をサラサラにする効果があります。他にもアレルギーを抑制する働きがあるといわれています。DHAは、記憶力や学習能力を向上させる効果や血中の中性脂肪を低下させる効果があります。
EPAとDHAは青魚に多く含まれており体内で合成することが不可能なため、青魚やサプリメントから摂取するようにしましょう。
★選び方と保存
選び方としては、まずは見た目が大切です。
〇アジを丸ごと買うときは、
体:全体的に丸みがあり、ツヤがあって身が厚いものを選ぶようにしましょう。
目:目が澄んでいて、盛り上がっているものを選ぶようにしましょう。鮮度が落ちるにした
がって、目が白濁して窪んでいきます。
傷:身体に傷のあるものやヒレが破れているものは雑菌が繁殖しやすく、味が落ちている可
能性があります。そのため、身体に傷がないか、背ビレや尾ビレは破れていないかなど
の確認が必要です。
〇切り身を買うときは
表面と身にツヤとハリがあり、全体的に透明感があるものを選ぶようにしましょう。
水分が抜けてハリがないものや、パックに血水があるものは鮮度が落ちている可能性が
あります。
保存方法としては、生の状態のアジを保存する際には、鮮度を落とさないために内臓を取り除きます。内臓を取ったらアジを水でよく洗い、旨味成分が流れないようにキッチンペーパー等で水気をしっかりと拭き取りましょう。冷凍する場合は、内臓を取り除いたらアジをラップで1匹ずつ包み、保存袋にいれて冷凍するようにしてください。
★調理方法
アジは様々な調理方法でおいしく食べることができます。
今が旬のアジは、アジ本来のうまみや良質な魚の脂も味わうことができる刺身がおすすめです。栄養素であるEPAやDHAは酸化しやすく、加熱すると流れ出てしまうので、刺身やカルパッチョなど生で食べると無駄なく摂取できます。
たたいた魚の身を味噌、ネギ、しょうがなどと混ぜ合わせて、たたいて作るなめろうや素材の味を味わうことができる塩焼き、アジフライなどもいいですね。
豆アジや小ぶりなアジは骨ごと食べるとカルシウムを無駄なく摂取できるので、唐揚げや南蛮漬けにするのがおすすめです。
管理栄養士委員会 柴田 奈美
アジという名前の由来は、「味がいい」ということから名付けられたといわれています。
旬の時期は春から夏といわれており、旬の時期に漁獲されるアジは、小型~中型くらいの大きさで脂ノリがよく、うまみがつまっているのが特徴です。
一般的にアジと呼ばれるのはマアジという種類で、クセがないため食べやすく、様々な調理方法に適するため人気の魚です。
★栄養素について
アジは、不飽和脂肪酸であるEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)を多く含みます。EPAは、血流をよくする働きがあるため、血圧の低下や血液をサラサラにする効果があります。他にもアレルギーを抑制する働きがあるといわれています。DHAは、記憶力や学習能力を向上させる効果や血中の中性脂肪を低下させる効果があります。
EPAとDHAは青魚に多く含まれており体内で合成することが不可能なため、青魚やサプリメントから摂取するようにしましょう。
★選び方と保存
選び方としては、まずは見た目が大切です。
〇アジを丸ごと買うときは、
体:全体的に丸みがあり、ツヤがあって身が厚いものを選ぶようにしましょう。
目:目が澄んでいて、盛り上がっているものを選ぶようにしましょう。鮮度が落ちるにした
がって、目が白濁して窪んでいきます。
傷:身体に傷のあるものやヒレが破れているものは雑菌が繁殖しやすく、味が落ちている可
能性があります。そのため、身体に傷がないか、背ビレや尾ビレは破れていないかなど
の確認が必要です。
〇切り身を買うときは
表面と身にツヤとハリがあり、全体的に透明感があるものを選ぶようにしましょう。
水分が抜けてハリがないものや、パックに血水があるものは鮮度が落ちている可能性が
あります。
保存方法としては、生の状態のアジを保存する際には、鮮度を落とさないために内臓を取り除きます。内臓を取ったらアジを水でよく洗い、旨味成分が流れないようにキッチンペーパー等で水気をしっかりと拭き取りましょう。冷凍する場合は、内臓を取り除いたらアジをラップで1匹ずつ包み、保存袋にいれて冷凍するようにしてください。
★調理方法
アジは様々な調理方法でおいしく食べることができます。
今が旬のアジは、アジ本来のうまみや良質な魚の脂も味わうことができる刺身がおすすめです。栄養素であるEPAやDHAは酸化しやすく、加熱すると流れ出てしまうので、刺身やカルパッチョなど生で食べると無駄なく摂取できます。
たたいた魚の身を味噌、ネギ、しょうがなどと混ぜ合わせて、たたいて作るなめろうや素材の味を味わうことができる塩焼き、アジフライなどもいいですね。
豆アジや小ぶりなアジは骨ごと食べるとカルシウムを無駄なく摂取できるので、唐揚げや南蛮漬けにするのがおすすめです。
管理栄養士委員会 柴田 奈美