管理栄養士コラム「夏の食材~新じゃが~」
今回は「新じゃが」を取り上げます。
じゃがいもは、旬以外の時期でも貯蔵がきくため、年中出回っている食材です。
蒸す、焼く、煮る、揚げるなど調理方法も幅広く、食卓に馴染みやすい食材です。
通常、じゃがいもは収穫してから貯蔵され、一年を通して市場に出回りますが、5~6月の初夏には、冬に植えておいた“貯蔵されることのない”「新じゃが」が出荷されます。
収穫して直ぐに出荷されるため、水分が多くみずみずしく、皮が薄くて皮ごと食べられるのが特徴です。
★栄養素について
じゃがいもには抗酸化作用のあるビタミンCが豊富に含まれています。他にもビタミンB2、ビタミンB6、食物繊維など豊富に含まれており、これらの栄養素の多くは皮の近くにたくさん含まれていることから、皮ごと食べられる「新じゃが」は無駄なく、より効果的に栄養を摂ることができます。
★「新じゃが」を選び方と保存
皮が薄くて剥がれそうなものが新鮮な「新じゃが」です。古くなるにつれて皮は厚くなります。また、凹凸が少なく均一な形で、表面に色ムラがなく、芽が出ていないものが良いです。
保存する際は、じゃがいもは陽に当たると芽が出やすくなるため、陽が当たらず、涼しく、湿気の少ない場所で保管するようにしてください。じゃがいもの芽や緑色になった部分には、天然毒物である「ソラニン」が含まれ、食べると吐き気、嘔吐、腹痛などの症状が出ることがあるので避けるようにしてください。また、りんごから出る「エチレンガス」が発芽を抑制する効果があることから、りんごと一緒に保存すると発芽しにくいと言われています。「新じゃが」は保存可能期間が短いため、1週間を目安になるべく早く食べきるようにしましょう。
★調理方法
水を張ったボウルに「新じゃが」を入れ、擦り合わせて洗います。その際に、栄養素が多く含まれている皮をむいてしまわないように注意しましょう。
よく洗ったら、皮ごと揚げたり、焼いたりと、皮付きで調理するのがおすすめです。
また、普通のじゃがいもよりも水分が多く含まれていることから、煮崩れしにくいという特徴もありますので、煮物、炒め物にもおすすめです。
(たんぽぽ薬局管理栄養士 繁原里奈)
じゃがいもは、旬以外の時期でも貯蔵がきくため、年中出回っている食材です。
蒸す、焼く、煮る、揚げるなど調理方法も幅広く、食卓に馴染みやすい食材です。
通常、じゃがいもは収穫してから貯蔵され、一年を通して市場に出回りますが、5~6月の初夏には、冬に植えておいた“貯蔵されることのない”「新じゃが」が出荷されます。
収穫して直ぐに出荷されるため、水分が多くみずみずしく、皮が薄くて皮ごと食べられるのが特徴です。
★栄養素について
じゃがいもには抗酸化作用のあるビタミンCが豊富に含まれています。他にもビタミンB2、ビタミンB6、食物繊維など豊富に含まれており、これらの栄養素の多くは皮の近くにたくさん含まれていることから、皮ごと食べられる「新じゃが」は無駄なく、より効果的に栄養を摂ることができます。
★「新じゃが」を選び方と保存
皮が薄くて剥がれそうなものが新鮮な「新じゃが」です。古くなるにつれて皮は厚くなります。また、凹凸が少なく均一な形で、表面に色ムラがなく、芽が出ていないものが良いです。
保存する際は、じゃがいもは陽に当たると芽が出やすくなるため、陽が当たらず、涼しく、湿気の少ない場所で保管するようにしてください。じゃがいもの芽や緑色になった部分には、天然毒物である「ソラニン」が含まれ、食べると吐き気、嘔吐、腹痛などの症状が出ることがあるので避けるようにしてください。また、りんごから出る「エチレンガス」が発芽を抑制する効果があることから、りんごと一緒に保存すると発芽しにくいと言われています。「新じゃが」は保存可能期間が短いため、1週間を目安になるべく早く食べきるようにしましょう。
★調理方法
水を張ったボウルに「新じゃが」を入れ、擦り合わせて洗います。その際に、栄養素が多く含まれている皮をむいてしまわないように注意しましょう。
よく洗ったら、皮ごと揚げたり、焼いたりと、皮付きで調理するのがおすすめです。
また、普通のじゃがいもよりも水分が多く含まれていることから、煮崩れしにくいという特徴もありますので、煮物、炒め物にもおすすめです。
(たんぽぽ薬局管理栄養士 繁原里奈)