管理栄養士コラム「冬の食材~長ねぎ~」
今回は「長ねぎ」を取り上げます。
長ねぎは1年中流通していますが、11月から3月の冬が旬にあたります。
ねぎには大きく分けて、根元の白い部分を食べる「根深ねぎ」と葉の部分を食べる「葉ねぎ」があります。根深ねぎを一般的に長ねぎ、白ねぎと呼んでいます。
★栄養素について
長ねぎには、硫化アリル、ビタミンC、β-カロテン、食物繊維などさまざまな栄養素が含まれています。また、部位ごとに多く含まれている成分が異なります。
・硫化アリル
ねぎの白い部分に多く含まれており、ツンとした香りのもとになる辛み成分のことです。
血液の凝固を防ぎ、血液をサラサラにしてくれる効果や抗酸化作用があります。
また、血中コレステロール値を抑え、動脈硬化や心臓病の予防にも効果があるとされています。
ビタミンB1が豊富に含まれている豚肉などの食材と一緒に摂ることで、疲労回復を助ける効果も期待できます。
・ビタミンC
とくにねぎの緑色部分に多く含まれています。
ビタミンCはストレスから体を守る働きをし、風邪予防が期待できます。
★選び方と保存
白い部分の巻きがしっかりしていて、白と緑色の境目がはっきりしているものを選びましょう。
新聞紙に包んで冷暗所で保管するか、適当な長さに切り、湿らせたキッチンペーパーで包み、ビニール袋に入れて立てて冷蔵庫で保管します。ねぎは寝かせずに立てて保管することで、長持ちします。
また、使いやすい大きさに切って冷凍保管する方法もあります。使用するときは、解凍せずに凍ったまま加熱調理しましょう。旨味が流れ出ることや水っぽくなり食感が悪くなることを防ぎます。
★調理方法
長ねぎは部位ごとに特徴が異なります。
白い部分は、甘みが強く食べ応えがあります。加熱するととろみのある食感になり、鍋料理、炒め物、煮物に向いています。また緑色部分は、辛みが強く薬味に向いています。
硫化アリルやビタミンCは水溶性のため、水にさらすと栄養が溶け出してしまうため、水にさらす時間は短めにしましょう。
好みや部位ごとの特徴を活かし、さまざまな調理法を試してみてくださいね。
管理栄養士 伊藤 舞夏
長ねぎは1年中流通していますが、11月から3月の冬が旬にあたります。
ねぎには大きく分けて、根元の白い部分を食べる「根深ねぎ」と葉の部分を食べる「葉ねぎ」があります。根深ねぎを一般的に長ねぎ、白ねぎと呼んでいます。
★栄養素について
長ねぎには、硫化アリル、ビタミンC、β-カロテン、食物繊維などさまざまな栄養素が含まれています。また、部位ごとに多く含まれている成分が異なります。
・硫化アリル
ねぎの白い部分に多く含まれており、ツンとした香りのもとになる辛み成分のことです。
血液の凝固を防ぎ、血液をサラサラにしてくれる効果や抗酸化作用があります。
また、血中コレステロール値を抑え、動脈硬化や心臓病の予防にも効果があるとされています。
ビタミンB1が豊富に含まれている豚肉などの食材と一緒に摂ることで、疲労回復を助ける効果も期待できます。
・ビタミンC
とくにねぎの緑色部分に多く含まれています。
ビタミンCはストレスから体を守る働きをし、風邪予防が期待できます。
★選び方と保存
白い部分の巻きがしっかりしていて、白と緑色の境目がはっきりしているものを選びましょう。
新聞紙に包んで冷暗所で保管するか、適当な長さに切り、湿らせたキッチンペーパーで包み、ビニール袋に入れて立てて冷蔵庫で保管します。ねぎは寝かせずに立てて保管することで、長持ちします。
また、使いやすい大きさに切って冷凍保管する方法もあります。使用するときは、解凍せずに凍ったまま加熱調理しましょう。旨味が流れ出ることや水っぽくなり食感が悪くなることを防ぎます。
★調理方法
長ねぎは部位ごとに特徴が異なります。
白い部分は、甘みが強く食べ応えがあります。加熱するととろみのある食感になり、鍋料理、炒め物、煮物に向いています。また緑色部分は、辛みが強く薬味に向いています。
硫化アリルやビタミンCは水溶性のため、水にさらすと栄養が溶け出してしまうため、水にさらす時間は短めにしましょう。
好みや部位ごとの特徴を活かし、さまざまな調理法を試してみてくださいね。
管理栄養士 伊藤 舞夏