管理栄養士コラム「夏の食材~すいか~」
今回は「すいか」を取り上げます。
すいかは夏を代表するウリ科スイカ属の果物です。一般的に果物として知られていますが、形態、性質、栽培方法から農林水産省の定義では「果実的野菜」に分類されます。
果実的野菜とは、分類上は野菜でも一般的に果物として食べられているもののことをいい、メロンやいちごも当てはまります。
★栄養素について
すいかの約90%は水分ですが、炭水化物、βカロテン、ビタミンC、カリウム、リコピンなどが含まれています。また、アミノ酸の一種であるシトルリンが含まれていることも特徴です。
シトルリンは血流を改善する効果があり、むくみの改善に期待できるとされています。また、リコピン含有量はトマトよりも多く含まれており、抗酸化作用を持つため、皮膚や血管の健康維持に役立つとされています。
★選び方と保存
皮の黒と緑の縞模様がくっきりしており、ずっしりと重く、ツルの付け根周辺が少しへこんでいるものを選びましょう。また、叩いたときに「ポンポン」と響く音がするものが良いといわれています。カットすいかの場合は果肉の色で見分けることができます。果肉が鮮やかな赤色で種が黒く、果肉と皮の境目がはっきりとしているものを選びましょう。
すいかは丸ごとの場合、常温保存がおすすめです。カットすいかの場合は、ラップに包んでから冷蔵庫で保存するようにしましょう。
★調理方法
すいかは果肉の中心部分が最も甘いとされているため、中心部を均等に切り分けるようにしましょう。また、すいかが1番甘く感じる最適な温度は8~10℃です。食べる2~3時間前に冷やすことで甘みが失われずにおいしく食べることができます。
甘みが足りないと感じるときは塩をかけて食べる方法があります。これは「味の対比効果」によるもので、2種類以上の異なる味が混ざり合うことで、一方の味が強まる現象のことです。塩をかけすぎると塩味が強くなりすぎるため、かけすぎには注意しましょう。
管理栄養士 伊藤 舞夏
すいかは夏を代表するウリ科スイカ属の果物です。一般的に果物として知られていますが、形態、性質、栽培方法から農林水産省の定義では「果実的野菜」に分類されます。
果実的野菜とは、分類上は野菜でも一般的に果物として食べられているもののことをいい、メロンやいちごも当てはまります。
★栄養素について
すいかの約90%は水分ですが、炭水化物、βカロテン、ビタミンC、カリウム、リコピンなどが含まれています。また、アミノ酸の一種であるシトルリンが含まれていることも特徴です。
シトルリンは血流を改善する効果があり、むくみの改善に期待できるとされています。また、リコピン含有量はトマトよりも多く含まれており、抗酸化作用を持つため、皮膚や血管の健康維持に役立つとされています。
★選び方と保存
皮の黒と緑の縞模様がくっきりしており、ずっしりと重く、ツルの付け根周辺が少しへこんでいるものを選びましょう。また、叩いたときに「ポンポン」と響く音がするものが良いといわれています。カットすいかの場合は果肉の色で見分けることができます。果肉が鮮やかな赤色で種が黒く、果肉と皮の境目がはっきりとしているものを選びましょう。
すいかは丸ごとの場合、常温保存がおすすめです。カットすいかの場合は、ラップに包んでから冷蔵庫で保存するようにしましょう。
★調理方法
すいかは果肉の中心部分が最も甘いとされているため、中心部を均等に切り分けるようにしましょう。また、すいかが1番甘く感じる最適な温度は8~10℃です。食べる2~3時間前に冷やすことで甘みが失われずにおいしく食べることができます。
甘みが足りないと感じるときは塩をかけて食べる方法があります。これは「味の対比効果」によるもので、2種類以上の異なる味が混ざり合うことで、一方の味が強まる現象のことです。塩をかけすぎると塩味が強くなりすぎるため、かけすぎには注意しましょう。
管理栄養士 伊藤 舞夏