管理栄養士コラム「春の食材~スナップエンドウ~」

今回は「スナップエンドウ」について取り上げます。
スナップエンドウはさやえんどうの仲間で、「スナックエンドウ」とも呼ばれます。
グリンピースを品種改良して生まれた野菜で、豆とさやの両方を食べることができます。アメリカで生まれた品種で、1970年代に日本に導入されました。春から初夏にかけて旬を迎え、家庭の食卓でも親しまれている食材です。

★栄養素について
スナップエンドウは水分が多く、みずみずしさが感じられる野菜です。
栄養素としては、食物繊維、ビタミンC、βカロテン、ビタミンB1、たんぱく質などが含まれています。食物繊維は、便通改善や腸内環境を整える働きがあるといわれています。ビタミンCは体内で合成できないため、食事から摂取することが大切です。ニキビやシミの予防、免疫力向上に役立つとされています。

★選び方と保存
きれいな緑色で変色や傷などがなく、さやがふっくらしているものがおすすめです。鮮度のよいものは、さやに張りがあり、ヘタがピンとしていてみずみずしさがあります。
保存する際は、乾燥すると味が落ちてしまうので、キッチンペーパーなどで包んでからポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

★調理方法
スナップエンドウは、そのままでは硬く青臭さもあるため加熱調理が基本ですが、調理時間や加熱方法によって栄養価が変化します。
茹でる以外にも、油を使った炒め物や電子レンジでの加熱方法があります。
炒め物は短時間で高温調理ができ、ビタミンCなどの水溶性の栄養素が水に流れ出ることが少なく、含まれる栄養素を逃しにくくすることができます。
電子レンジでの加熱は水で濡らしたスナップエンドウを耐熱容器に入れ、ラップをかけて600Wで1分程度加熱する方法があります。
どちらの調理方法でも、食材の形や厚みによって加熱時間を調整することで、歯ごたえを残しながら栄養素を保つことができます。

管理栄養士 谷川 綾菜

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